2008/08/13
陽露月13日目
璃緒=エルト王女、深良=ディル王子。
二人の仲は悪いと言う人は多い。
「璃緒っそんなにチーズばかり食べるなっ。ハムとレタスもバランス良く食べないかっ」
「あら、お兄様こそお酒をお控えになったら?眠ってベットの上でお嬢様方を退屈させてはダメよ?」
「はっお前こそダンスを踊ってきたらどうだ?まぁ、日頃から城内を駆け回るようなお転婆には少々辛い事かもしれんが?」
「あら嫌だわお兄様。貴方の様にいちいち群がる貴族を相手にしていたら、王族の品位を落とすではありませんか。私はお兄様と違って誇り高いのです」
「貴族の男相手ににこりとも笑わない方が、淑女として、王族として恥ずかしいと思うが、まぁ私と違って真の王族の品位を持たないお前には分かるまいなぁ?」
二人とも顔がだんだん上気し、眼が本気になっている。
どっちかが譲れば良いじゃないか。
でも二人ともプライド高いからなぁ…。
二人には派閥があり、派閥間でどちらが次期政権を握るかいつも争っている。(璃緒様は王位を継ぐ気が無いから無意味だと思うが…)
そんな二人が社交場で一緒にいるのは珍しい。
上手くやれば二人に取り入るチャンスである。
「王子殿下、王女殿下。本日もご機嫌麗しゅう。私、西トットルランディック領領主オマートの息子、マラドネス=トットルランディックと申します」
そして一歩間違えれば、二人の集中砲火を浴びる場でもある。
「お前、何者?このおかっぱ」
「おかっぱで美しい友人はいるが、お前には似合わない。切れ、見苦しい」
「だいたい趣味が悪いわ。真紅の上着だなんて」
「足が短いのに長い上着を着るな」
「あら本当。なんてちんちくりんでみすぼらしいのかしら」
「その狐目が不快だ」
「ぼてっとした唇がいやらしいですわ」
「目の毒」
「神経が犯されます」
マラド…なんとかは、顔を真っ赤にしながら友人の元へ逃げ帰った。
周りの人々は、世間知らずの小貴族に同情の言葉を掛ける。
若くして知って良かったな。良い経験だ。あのお二人は敵に回してはいけない。と。
璃緒様と深良様は顔を見合わせ満足そうに親指を立てた。
璃緒=エルト王女と深良=ディル王子は仲が悪いと人は言う。
その真意は、いかに?
「絶対、仲が良いだろ…」
二人の仲は悪いと言う人は多い。
「璃緒っそんなにチーズばかり食べるなっ。ハムとレタスもバランス良く食べないかっ」
「あら、お兄様こそお酒をお控えになったら?眠ってベットの上でお嬢様方を退屈させてはダメよ?」
「はっお前こそダンスを踊ってきたらどうだ?まぁ、日頃から城内を駆け回るようなお転婆には少々辛い事かもしれんが?」
「あら嫌だわお兄様。貴方の様にいちいち群がる貴族を相手にしていたら、王族の品位を落とすではありませんか。私はお兄様と違って誇り高いのです」
「貴族の男相手ににこりとも笑わない方が、淑女として、王族として恥ずかしいと思うが、まぁ私と違って真の王族の品位を持たないお前には分かるまいなぁ?」
二人とも顔がだんだん上気し、眼が本気になっている。
どっちかが譲れば良いじゃないか。
でも二人ともプライド高いからなぁ…。
二人には派閥があり、派閥間でどちらが次期政権を握るかいつも争っている。(璃緒様は王位を継ぐ気が無いから無意味だと思うが…)
そんな二人が社交場で一緒にいるのは珍しい。
上手くやれば二人に取り入るチャンスである。
「王子殿下、王女殿下。本日もご機嫌麗しゅう。私、西トットルランディック領領主オマートの息子、マラドネス=トットルランディックと申します」
そして一歩間違えれば、二人の集中砲火を浴びる場でもある。
「お前、何者?このおかっぱ」
「おかっぱで美しい友人はいるが、お前には似合わない。切れ、見苦しい」
「だいたい趣味が悪いわ。真紅の上着だなんて」
「足が短いのに長い上着を着るな」
「あら本当。なんてちんちくりんでみすぼらしいのかしら」
「その狐目が不快だ」
「ぼてっとした唇がいやらしいですわ」
「目の毒」
「神経が犯されます」
マラド…なんとかは、顔を真っ赤にしながら友人の元へ逃げ帰った。
周りの人々は、世間知らずの小貴族に同情の言葉を掛ける。
若くして知って良かったな。良い経験だ。あのお二人は敵に回してはいけない。と。
璃緒様と深良様は顔を見合わせ満足そうに親指を立てた。
璃緒=エルト王女と深良=ディル王子は仲が悪いと人は言う。
その真意は、いかに?
「絶対、仲が良いだろ…」


