盗賊ギルド設定

[盗賊ギルド]
"盗むこと"が法律で認められている一風変わったギルド。
元々は国王が家臣に情報収集させた事から始まりました。
私腹を肥やしている人から盗んでいるので民衆からは割と支持されていますが
やはり犯罪者。第四区画の人に好かれこそすれ、貴族や普通の民衆も嫌っている人もたくさん。
盗賊ギルドは三人の棟梁(盗賊団リーダー)の元、三つの団に別れています。

[団]
・棟梁 ダンテ=ドルトムハント[緋鷹](Blood-Red-Hawk 血染めの王者)
老若男女で構成。一番古くからある盗賊団。
代々"王の盗人"を受け継いでいる。
彼らが盗む時は、物を欲しいというより、自分を試す意味合いが高いです。


・棟梁 南雲(なぐも)=シュバリセル[蒼孤](Justice-Blue-Fox 正当化された嘘)
男性のみで構成。
一番血気盛ん、非情性の高い団。
利益が無いことには手を出さないプロ意識あり。


・棟梁 綾瀬(あやせ)=ランバーティ[白蛇](Seduce-White-Viper 魅惑の果実)
女性のみで構成。
詐欺など誘惑して盗むという手口を多用する。
自分が欲しいから盗むということはなく
女性を泣かせた・裏切った・苦しめた男からのみ盗みます。
仲間意識が一番強く、仲間内での裏切りは手痛いお仕置きが下るとか。


どの団も基本平民からは盗みません。
軽くライバル意識が無いこともないですが、それよりも同族意識の方が強いです。
基本的に貴族嫌い。でも王は好き。
この国の人達は、伝説のせいもあり皆王族大好きです。


[クラス]
特A〜Dまでの五段階。
A級以上の仕事はA級盗賊以上と認められないと駄目。
皆Dから始め、それ相応の仕事をこなし、各お頭の許可が下りると級が上がるシステム。
特A:国内外の上流貴族・王族・神官の持ち物(宝石・家宝類)、もしくは本人を盗む。
A:国内の上流貴族・王族・神官の持ち物、もしくは本人を盗む。
B:国内外の下級貴族や富裕層から持ち物を盗む。
C:国内の下級貴族や富裕層から持ち物を盗む。
D:第三層地帯で盗む
すりなどはD級仕事で、いくらやってもB級盗賊くらいしか普通はなれないんですが、すりのみで特A級盗賊に指定されたり(ペド)という例外もあったりします。


[天上の美(イクシータ)]
瑯は"大切なもの"と言っていますが、正確には"万人が認める美しいもの""心を奪い惑わすもの"を指します。
だいたいは特Aの仕事で盗まれる品の事をさします。
人によって使い方は色々あり、盗賊の人はよくプロポーズなどで使用します。
「オレだけのイクシータになってくれ!」
成功するかは人それぞれ。


[刑罰]
盗むことが仕事とは言え、捕まれば当然罰せられます。
ちなみに盗賊ギルドに入ってない者が盗みを働いたら終身刑。
良くても過酷な肉体重労働を一生やり続ける事になります。
盗賊の場合、通常1ヶ月以上騎士や近衛団からの追手から逃げ切れば無罪。
D級仕事のみ3日。
捕まった場合、特Aは公開処刑、Aは終身刑。
B以下は肉体重労働だったり奴隷化だったり。


まとめれば
"最高1ヶ月捕まらなければ無罪"とは言え、やはり犯罪は犯罪。
捕まったら一般人同様に重い刑が待っている、そんなスリリングなギルド。
by 遊 水羽  at 22:04 |  設定 |  comment (0)  |   |  page top ↑

金狼月25日目

今日は順調に勉強も仕事も終わったし、たまには私からシラク達の所に行こうかしら。と軽やかにスキップをしながら女中達の住み込み長屋に向かっていたら、前方から悲鳴とも雄叫びともつかない叫び声が。
「ラティ…?何をしてるの、あなた」
また槍なんて構えて物騒な、と呆れながらラティに声を掛けると、ラティは半泣き半怒りで駆け寄って来た。
「姫様……っまた…またシラクの部屋に奴が……っ」
「あぁ…バルドス?しょうがないでしょう。シラクも嫌がってないし…」
「ならん!」
…わぉ。いつになくキレてるわね…。
言葉遣いが実家に戻ってるわよ。
「男子が女子の部屋によば…夜這いだなんて、なんと不届きなっ男子禁制だと言うのにも関わらず、招き入れたシラク嬢もシラク嬢じゃ…っバレなければ良いなど、良いわけがなかろう!今日こそは、我が龍(ロン)家に伝わる槍術をもってバルドス氏に制裁を…」
熱くなってるなぁ…。
私は壁に持たれてラティの熱弁をのんびりと傍観する。
ラティ=龍。グラシアの名のある大将と、煌帝国でも三指に入る有名な武家一族龍家の末娘の駆け落ちの末に生まれた、武術のサラブレッド。
…今は実家とも仲が良いらしいけど、以前は"一族の恥"と命を狙われる事もあって、その度に家族一丸となり切り臥せ叩き潰してきたとか。
本気で殺す気で来たら、揶矯も本気で剣を抜くし、ナツメ相手なら勝つか負けるか際どいところ、と言えば、彼女の実力は分かるかしら?
「んもう。止めなさいったら」
…シラク。その格好…バルドスの上着を羽織ってラティに声を掛けるのは逆効果でしかないわ…。
シラク=アイシュデルトシュタイン。言わずとしれたアイシュデルト大図書館と大図書館のある都市リラを統治する大貴族の次女。
8歳の頃、誘拐されかけた所をとある軍人に命を救われて以来、あまたいる婚約者候補を全て捨て、軍人を追いかけ単身で王都にやって来た、貴族の娘には珍しい行動派。
その軍人はもちろんバルドス。普段は大人しいのに、約20歳の年の差も気にせずもうアタックしてるのはもう王城の名物。
「シラク嬢!お退きなさいっ!」
「いいえ何者も通しません!」
「実力公使はいとみませんぞっ」
「私の愛は何者にも屈しません……っ」
喚く二人を尻目に、くぁ…っと私は小さく欠伸を噛み殺す。
お茶でも…と思っていたのだけど…これ、いつまで続くのかしら?
by 遊 水羽  at 01:10 |  璃緒の日記 |  comment (0)  |   |  page top ↑

金狼月6日目

依頼品を届けに深良の部屋に入ると、当の依頼人は書類の山に埋もれていて、俺が入ったのにも気付かない。
書類にサインをする手はいつもより速いのだが、如何せん量が膨大過ぎた。
「今日は…何時にも増して凄いな」
「ん?あぁ何だ瑯、来てたのか。悪いな、今手が離せなくて。お前も手伝え」
俺は足下まで散らばった紙を手に取り、のんびり見ながら答える。
「一般人に触らせちゃマズイだろ…」
「お前なら上手く処理できるよ。お前は俺や璃緒より政治が上手いし」
何だコレ。収穫祭の資料か。
「平民の暮らしを知ってるから、アイツラの対処に上手いだけだろ」
「貴族の本質も理解してる。人心の掌握もお前なら出来るさ。俺が引退したら、お前が政治をやれば良いんだがな…」
新しい企画がわんさか載ってる。…あ、今年は収穫祭の舞手は玖桜だけじゃねぇのか。誰だろ。
「馬鹿言ってんじゃねぇよ。だいたい引退したらやる事あんのかよ?」
深良は書類にサインする手を全く止めずに答える。
「…船乗りになりたいな」
……はぁ?
かなり微妙な顔をしていたんだろう。深良は俺の顔を見て軽く笑い出した。
「以外か?でもな、小さい頃に港に連れて行ってもらって以来、ずっと水夫に憧れてるんだ。」
「ふ〜ん」
そのまま時間は流れ、部屋にはペンの走る音と紙を捲る音だけが響いた。
ふと、深良が静かに口ずさむ。
さぁ行こう 大海原(レラ トゥック セラリオス)
さぁ行こう 嵐の旅(レラ トゥック ストラーン)
焼けつく太陽 なんのその(ファギリア サダム ノーパレニム)
暴れる波 手慣づけて(ジャグリア ウェルス ローディグナム)
そりゃ 櫂持て 帆を張れ 船を出せ(リラ ケサ ラカ ヒィグ ヌガ ボセル ディン)
ほら ここがオレらの楽園だ ホー!(リラ ヒアス ビィゴ エリー ホーッ!)
それは船乗りが皆小さい時から聞かされ育つ、ルクス語の民族歌だった。
「"海女神の微笑み 我にあり(セフィーロ シュミロス ビィゴニア)"が抜けてる」
「そうか」
そう言って、深良は今度は鼻歌を歌いながら、サラサラと書類の山を崩す。
その音は、海岸に寄せ来る波のように、静かに穏やかに、部屋に響いた。
by 遊 水羽  at 02:35 |  瑯の日記 |  comment (0)  |   |  page top ↑

龍皇女婚譚

サラギ城の召使い達が「嵐…」「大恐慌…!」と騒ぎ逃げ惑うのをことごとく無視しサラギ城の廊下を蹴るように足早に進む。
悔しいっ悔しいっ悔しいっ悔しいっ!!
蹴り破られそうになる扉をシラクとラティが慌てて開け放つ中を璃緒はずかずかと進んで行く。
ぱっぱとドレスのリボンを解き脱ぎ始める璃緒に悲鳴を上げながら、シラクは人払いをし厳重に戸締まりをし、ラティは衣装ダンスから着替えを一抱え運んで来た。
「姫様ったら…もう!はしたないっ」
「…はしたない……?」
ユラリと振り返る璃緒に二人は嫌な予感を感じ取り、ひいっと小さく叫び抱き締めあう。
「はしたない!そうよどうせ私ははしたないわよっ王女として未熟よっ弱いわよっ悔し――い!!」
「ひぇっ姫様っはしたなくないですから…言葉のあやです…っ」
「そうですそうです。ひ、姫様落ち着いて…」
慌てて宥める二人を背に璃緒はぎゃんぎゃんと喚き続けた。
「落ち着けぇ!?これが落ち着いていられますか!あんな…あんなクセの強い馬鹿がいるとは思わなかった!えぇパーティーは上手くいったわよ楽しんで頂いたわよあの二人のおかげでね……!……あぁ思い出しても腹が煮えくり返る…っ」
ドレスを脱ぎ捨てながら思い出し、苦虫を誤って食べたような苦い表情を浮かべる。
あの後もレノ大使と犀生皇子にパーティー会場は掻き回された。レノ大使の恥ずかしい程の饒舌ぶりに皆崩れそうになり、犀生皇子のだめ押し変態ギリギリ発言に笑えば良いのか赤面すれば良いのか、悔しい事に私は受け流し方が分からなかった。更に私が主導権を得ようとする度、彼らはタイミング良く私の行動を抑えてきた。
…まさかもう裏で繋がってるって事は…無いわよね…?
むしろ牽制しあってたというか、私で力比べしていた…ような。
「どちらにしても不快な事に変わりはないわね」
ああいうタイプは初めて。自由と言うか確固とした自分を持っていると言うのか。
ラティの腕から軽い部屋着を取り身に纏いながらむぅ、と頬を膨らませる。
ん〜何て言うのかしら?自由な人や自己の強い人はグラシアにもたくさんいたのだけど……。
考える内に、璃緒はふと答えに思い当たった。
あぁそうか…あれは―――…。
「ラティ…夕食までまだ時間あるわよね?」
璃緒の質問に、太陽を見て時間を確かめたラティが頷くのを見て、璃緒は満足気に微笑み舌を舐めるとショールを羽織り、踵を高く鳴らしながら扉へと向かう。
なめられて負け続けるのは性に合わないわ。私は龍の血族。誇りを汚されて大人しく黙ってたりはしないって事、教えてあげる。
「姫様…どちらへ?」
「あら…夕食まで殿方をほっとく訳にはいかないでしょう。」
璃緒は不審そうな二人に
「決まってるわ!先手必勝っこちらから乗り込みますわっ!」
胸を張り高らかに宣言した。
―――…あれは、私を全く見てない眼だわ…。
王女としての価値だけを計ってる…そんな眼。


「う……ん」
柔らかな薔薇と蝋の匂いに鼻孔を擽られ、瑯はゆっくりと目蓋を開けた。
まだぼんやりと霞む視界を何度か瞬きをして慣らす。
徐々にはっきりしてくる視界に映るのは大量のぬいぐるみ。大小様々なぬいぐるみの山に瑯は埋もれていた。
「あ――…うん。そう、そうか」
分からない事があると、人ってとりあえずうなずいとくもんなんだな…。
頷き、妙に納得しながら止まっていた頭をフル稼動させ何があったかを思い出す。
そう…俺はあそこに探りに入って…秘宝を知りたくて…見つかって逃げて…それで―――…
「捕まった…のか?」
それにしてはファンシーな牢だと思うけど。
現状を確認しようとぬいぐるみの山から這い出た先は、レースとフリルのふんだんに使われたカーテンに、ふわふわのピンクのカーペット、真っ白に金で装飾が施されたアンティーク物のテーブルに小さな椅子、綺麗に整えられた植木と噴水、散乱された刺繍や編物、天外の付いた真っ白なベッド、ピンクの毛布にくるまる長い金髪の少女。
――――――…少女?
瑯は飛び起きると軽い足取りでベッドに近付き少女を覗き込んだ。少女はぐっすりと眠り込んでいるようで、瑯の気配にも起きる様子はない。
「本当…どこだよ、ここ」


廊下で仁王立ちになり、どちらの部屋を先に訪れようかと真剣に悩む璃緒を見つけ、大きな男がのしのしと近付き、耳打ちする。
「何…?…そう、準備が出来たの?早いわね、ご苦労様バルドス。」
「どういたしまして。んで姫さんは何してんだ?」
「二人に会いに行こうかと思ってたけど…止めたわ。」
璃緒は先に二人がいるはずの廊下にくるりと背を向け歩きだす。
その背にバルドスは声を投げた。
「んで、次の仕事は?」
「ラティを連れて行って。後、その辺の小姓に夕食場所を庭園に変更すると大使と皇子に伝えさせてちょうだい」
「はいよ」
じゃあね、と手を振り去る璃緒の背を見つめながらバルドスは絞りだす様に呟いた。
「姫さん…死ぬなよ……」
by 遊 水羽  at 19:16 |  GuildWorld -龍皇女婚譚- |  comment (0)  |   |  page top ↑
プロフィール

Author:遊 水羽
+ゆとりのオリジナルキャラクター
瑯row 玖桜cou 揶矯yata 璃緒akio
の日記形式で展開します。
空飴風味本舗で描く本編とはまた違った瑯達の世界をお楽しみ下さいv
※キャラクター基本設定に変更はありません。
設定は国などをまとめ次第、空飴風味本舗にてUPさせて頂きます。


=言いたいことをぽつぽつと。=

いらした方はぜひ足跡残して下さいなv
コメント大歓迎です!どうぞゆとりに知恵を…!!

また字間違い等ありましたらご連絡下さいっ
ついでに遊がBLに走りそうだったらどうぞ止めてやってください。
ここだけの話、遊の脳内では最初揶矯×瑯の話でした。玖桜はオマケだったという…頑張れヒロイン笑

ゆとりは文才皆無ですので稚拙な文に不快になられる方は全力でこの場から逃げることをオススメします。

未だにキャラの口調が掴みきれてなかったりorz
日記形式ってのが分かり難いんだ←

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地道に本舗→別館と足を運んで下さい

更新は不定期になります。
文が完成したらこっそりと更新してます。

ではでは少しでも楽しんで頂ければ幸です(´v`*

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