盗賊と龍

「盗む……?」
良く分からない、という表情で玖桜は首をかしげた。
「事情は良く分かんねぇけどさ、女の子が一人で騎士団とか近衛兵隊から逃げ出すなんて無理だ。それに逃げた後、隠れる場所もねぇんだろ?」
「え、ええ…」
「じゃあ俺たちの家に来いよ!盗賊長屋なら殺人者以外誰だって歓迎するしよ」
「い、良いんですか……?」
「もちろん!決まり!!じゃあ行こうぜっ」
瑯は上機嫌で服の裏にしまってある縄を取り出すと先端に鍵爪を結びつけ、思い切り上へ飛ばす。カチャリと手応えがあり、引っ張って落ちないか確認していると、玖桜が張りつめた表情でなおも尋ねる。
「本当に…良いんですか?」
俺は作業を続けながら答える。
よし、二人乗っても大丈夫だな。
「別に良いって。それにあんたは俺の"天上の美"なんだ」
「てん…じょ?」
「一番大切なものって事!だから玖桜は気にする必要ねぇし!」
「でも」
玖桜は手を重ねて瑯の動きを止める。
「私と居れば、あなたはもう逃げられなくなりますよ」
何を…。
見つめる玖桜の目に映る感情を見た。
この少女は一体何を見ているんだろう。
本当によく分からない奴だ、と褐色の瞳を覗き込む。
事情は良く飲み込めないが、"自由"を望むからには、それだけここにいる事…もしかしたら太陽神の神楽舞でいる事…を強要されたのだろう。
普通、この歳の少女なら、もっと自分の欲望に素直なはずだ。
しかし目の前の少女は超然とした雰囲気で―――…。
何故、求めない?
玖桜のの瞳に映るのは不安、痛み、恐怖――…どれも違う。
―――…諦め?
「俺は玖桜を捨てねぇぞ?」
見捨てられると…思ってるのか?
「それに、近衛兵に追いかけられたって逃げ切る自信あるぜ?」
「違います…」
玖桜はうつ向き言葉を濁す。
「違うんです……」
難しい奴だな。
瑯は縄に飛び乗り玖桜に手を差し出す。
…求めろ。
訳も無く胸が騒ぐ。
「あんたに何の事情があんのかは知らねぇ。俺と行くのに悩むなら好きにすれば良い。俺は行く。玖桜はここに残れば良いよ」
俺を求めろ。
「ここに…」
玖桜は考え、苦しそうな表情で首を強く振った。
「ダメ…それはダメ…っ嫌ですっ」
「じゃあ」
招く俺の手を見つめる。
胸の奥でずくりと沸き起こる確信がある。
この少女を助けられるのは、俺だけだ。
…だから……
「行くか?残るか?」
俺を求めろ。玖桜。
見つめる瑯の強い視線を受け、観念したように玖桜は震える手で俺の手を取った。

玖桜を抱え込みながら瑯はロープを登り、人気の無い道を駆けていく。
幸運な程に警備の人間には遭遇せず、瑯達は神殿の門を越え外へ走り去った。
その様子を、影からこっそり伺い見る男がいた。
暗闇の中、月夜に輝く白銀の髪を闇色のフードに押し込み、息を殺す青年の足下には近衛兵が気絶し倒れている。
青年は逃げる巫女隣を走る見慣れた少年を見つけて目を見開いた。
「何であいつがここに…?」
話が違う、そうぼやきながら青年はフードを目深に被り、主に報告しにその場を去った。

天には星が瞬き、人々はみな夢を見ている中、裏路地を右に左に走り抜け、未だ見えない追手に急かされるように、二人は風を切って走る。
慣れない外に戸惑い、不安が広がる少女の手を、瑯はぎゅっと強く掴み、力強く先へ先へと引っ張っていく。
やがて雨が降り始めた。
足先は冷え、服は雨を吸い重たくなり、雨は容赦なく降り二人に大粒を叩き付ける。
瑯は何度か心配そうに玖桜を振り返るが、玖桜の表情は足下を見つめていて読めない。ただ僅かに見える唇がきゅっと引き締まるのを見て、安心してまた前を向いて走った。
大丈夫だ、そう言い聞かせる様に更に強く手を握りながら。
何度も濡れた石畳に足を滑らせそうになる玖桜を支え、ようやく瑯の住処、盗賊長屋に辿り着いた時には、二人は身体の芯から冷えきり、震えながら駆け込んだ。
「おう、お帰り瑯坊…ってどうしたよおい!」
「何だなんだぁ?」
突然の珍客に驚き寄ってくる男達から守るように瑯は玖桜を抱きしめる。
そして男達に鋭い眼光を向けて低く告げた。
「俺の"天上の美"だ…触んな」
男達が何かを察し、やってきたお頭の指示で部屋を用意したり、何人かが近衛兵団と騎士団の様子を探りに行ったのを確認すると、不安そうに見ていた玖桜を解放する。
走って荒れた息を整えながら、玖桜の背を擦り、優しく声をかけた。
「く、玖桜…もう大丈夫だ。ここなら…安全だから」
瑯の頬に冷えてかじかんだ手を伸ばし、雨で冷たく濡れた頬に玖桜は熱い涙を流した。
「……ありがとう…………」
唇を瑯の耳に近づけ
―――…でも…ごめんなさい……。
瑯だけに聞こえる声でそう囁いた後、玖桜は瑯の胸に静かに倒れ込んだ。
「もっと喜べよ…」
玖桜を抱え込み、別室で寝かせようと立ち上がろうとした瑯は、突然の虚脱感に襲われ、少女の眠りに誘われる様に瞼を閉じた。
by 遊 水羽  at 19:15 |  GuildWorld -盗賊と龍- |  comment (0)  |   |  page top ↑

盗賊と龍

警備の近衛兵士達が鳴らす鋲を打った鉄靴の高い音。兵士達の怒号、喧騒。全てが俺を追い詰める。
長い廊下を走っていると、向こうで蝋燭の光が揺らぐのが見えた。
 やべ…っ向こうにも居る!?
咄嗟に俺は三階のバルコニーから飛び降りると、真下に控えていた兵士に掌底を喰らわせ混倒させる。兵士は眠っていたかのように呆気なく倒れた。
急いで叢に隠れ息を潜めていると、やがて響いていた兵士の声が遠ざかり、人の気配も薄れたので、静かに叢から抜け出す。
足下に横たわる兵士を木の根元に寝かせていると、ふと疑問が浮かぶ。
 あれ、警備図にこんな所に兵士…配置してたっけ。
俺はふと不思議に思って辺りを見回す。
ここは第二区域。シトナコーダ大神殿内部。神殿内の聖堂、寝所、修練場を抜けた更に奥、ミーミルの泉へ至る戒門――つまり関係者以外立ち入り禁止ってことだけど――を越えた所。地図上では、神祭用の白花の花畑。
 確かに辺り一面花畑……。だけど。
真白の花の群れの中に、更に真白の扉が立っていた。通常なら異質なそれも、この大神殿の中では奇妙な神聖さを纏い存在していた。
「地下道…かな。こんなとこに…?」
地下倉庫や抜け道ならば、こんな所には作らないだろう。機能面を考えたら、こんな花畑に入口を作るなんて利便性が悪すぎた。
近づいて見ると、確かに扉の向こうは地下に繋がっているようである。
 見たことない鍵だ…。なんだろう。いつも見る錠前とも違うし…。凄え細工が細かい。……俺じゃ開けられないなぁ。
俺は扉は諦め横に回る。土壁の厚さを触って確認するが、ひんやりと冷たい感じから、厚さもかなりのものだと推測する。
「やっぱ入れない…か。地図にない扉なんて絶対なんかありそうなのに――…うぉっ!!」
諦めて素直に帰ろうと振り向き一歩踏み出したその時。
一瞬の浮遊感。
俺の足を支えるはずの大地がへこみ、抜け落ちた。
 落とし穴……!?
咄嗟の事に反応出来ず、俺は真っ逆さまに落ちるしかなかった。

「いって……」
何とか受け身を取ったものの、腰を強打したようだ。やはり痛いものは痛い。
 見上げた感じ…五メートルくらいか?
痛む腰を擦りながら俺は周りを見渡す。
大理石の床(痛い訳だ)、細かい模様が彫られた煉瓦の壁、円形に囲われた空間が天窓も無いのにぼんやりと明るいのは壁が輝いているからで、壁全体がうっすらと光っているのはどういう仕組みなんだろうかと眺めながらぼんやりと考える。
壁の縁には水路が設けられ、澄んだ水がサラサラと音を立てて流れている。
壁の上の方に太陽神の像が掛けられているのが見える。
ここは神殿地下だし、礼拝堂か何かだろうか。
天井を見上げると古代文字と思われる文字がぐるりと一周していて、その中に大きな龍神の壁画が書かれていた。
俺は壁画の龍の首の辺りに見事に穴が空いているのに気付いたが、ツッコミを入れる奴もいないのでとりあえず無視を決め込む。
 …貴重な文化財だよなぁ絶対。
「穴、開いちゃいましたね」
「うわっ」
 何で気付かなかったんだ……!?
驚いて振り向くと一人の少女が立って上を見ていた。
白い。それが第一印象。
ほんのりと赤みがさした白い肌に、薄く水色のラインが入った袖の広く広がった真っ白なワンピース。腰下まで伸びた波打つ灰桃色の髪を隠す様に白いサテンの布を頭から被っている。
 ……あれ?なんだろう。この違和感。
ことん、と胸に異物が落ちる感覚。
 別に…変な行動はなかったよな………?
少女は上を見たまま口を開く。
「怪我…はしてないですか?」
「…え。あ、うん。…君は…ここに居る…の?」
 住んでるって表現が正しいのか?そもそもここは何なんだ?
この空間の雰囲気か少女か、何が原因かは分からないが、奇妙な違和感に捕らわれ上手く頭が回らなかった。
言葉は喉まで出かかっているのに脳が言語として認識してない、そんな感じだろうか。
「ええ。私の部屋でした」
そう言って首を巡らす少女につられて俺も首を回す。
「…………。じゃあ、屋根が壊れたら…大変?」
 何を馬鹿な質問してんだ俺は。
普通なら、屋根が壊れたら大変に決まってる。多分弁償しなくちゃいけないだろう。家だって教会だって。
 でも…。
でもここは普通じゃない。
そう心が告げた。
 ここは、どこだ?
思考は定まらない。理屈ではない。ただ分かる。
 ここに、この空間に長く居ちゃ駄目だ。
「ううん。もう、必要ないですから」
そう言って少女は初めて俺を見た。
褐色の大きな目がやっと俺を映す。
途端、さっきまで俺に纏わりついていた異様な空気が消えた気がした。
「貴方、誰?」
急に頭が回りだす。
 そうだよ。初めて会ったのに、何で今まで自己紹介してないんだ?
俺は胸を張って応える。
「俺は瑯っ盗賊団棟梁ダンテ=ドルトムハントの子っ緋鷹の正当後継者だっ」
「盗賊…そう。盗賊…。ねぇ、長い紐か何か持ってませんか?」
 おい。人の決め台詞に少しは反応しろよ。
 どうも話のテンポが狂う奴だ。
「あるよ。一応道具はいつも持ち歩いてるし。」
俺はごそごそとジャケットの下を探る。
「それで、上へ逃げられますか……?」
 どこにしまったかな。
「そりゃ、それくらいは…。……え?」
 逃げる?
俺は探る手を止め、まじまじと少女の顔を見つめる。
 冗談を言ってるって顔…じゃないな。
そういえばさっきから"自分の部屋"なのに、過去形で答えてた事を思い出す。
「何で……?」
少女は無表情に答える。
「自由になりたいんです…。例え一瞬だとしても、自分だけで羽ばたいてみたいんです」
 自由に……?
 自由に生きられないなんて…どんな奴だ?
「君は――…誰?」
今日の俺は本当にどうかしてる。こんなコミュニケーションの初歩でさえしてないなんて、と心の中で自分にツッコミを入れる。
そう言うと何故か少女が少し驚いたように見えた。
 なんだろう。また違和感。さっきの異様な空気とは違う。最初に感じた心の中で何かが符合しない感覚。
「玖桜です。玖桜=フィナレイス」
少女は淡々と自分の名を告げた。
「そっか、玖桜…で良いよな。」そこまで言って、ふと気付く。
「………あれ?君…あったことないっけ…?」
 いや、確実に初対面だと思う。こんな可愛い子を一度見て忘れるとは思えないし。
 ……でも。
「あったことはないです。でも見たことはあるかも…」
どういう意味だ?、俺がそう訪ねようとすると、玖桜は被っていた白い布をとりショールのように肩に掛け、息を整え…
"ふわり"
その擬音が一番正しいだろう。
玖桜は何の予備動作もなく、音もなく柔らかく高く遠くそして美しく飛翔し、また音もなく地に降り立った。
跳んだのだろう。しかし飛んだのだ。少なくとも俺には飛んだ様にしか見えなかった。
 すげ……っ
そのまま玖桜はくるくると舞い始める。
くっと足を高く掲げ、体を鞭の様にしならせ大きく舞う。
指先一本で立ったまま優雅に踊るには相応の筋力も必要だろう。
しかしそれさえも感じさせない、無重力の中の様なひたすらに優雅な舞。無音の世界が広がる。
玖桜の踊りに呼応するかのように、壁の輝きが増す。
 見た事…ある!!

あれは四年前のヤ・ディル・カシュム[神の婚礼]最終日。
毎年この日はシトナコーダ大神殿で、太陽神と月光神の神楽舞と呼ばれる巫女達が、去り行く年に感謝と来る年に祈りを込めて舞を踊る。
その当時、十一歳だった俺は、まだ一度もその舞を見たことがなかった。
…まぁその日は大神殿の周辺を近衛兵や騎士達がうろうろしてるから、盗賊の俺達はあんまり近寄んないんだけどさ。
その日も俺は、盗賊長屋で皆と毎年恒例の博打大会をやるはずだった。
しかし、ダンテお頭が「人生一度は見なくちゃ死にきれねえぜ」と珍しく強く俺を誘うから、二人で大神殿に忍び込んだのだ。
ああいう所には往々にして隠し部屋みたいなもんがあるもんだ。俺達はそこに滑り込み、隙間から舞台中央を眺めた。
舞台上には二人の少女。
一人は流れるような肩まで伸びた黒髪、額には紫水晶がついた銀のティアラ、その水晶より澄みきった紫の瞳。銀の鈴を腕や脚や見に纏った黒の薄いドレスにたくさん付けて跪いている。
あれが月光神の巫女だとお頭は告げた。
じゃああれは?と俺はもう一人を指差した。
ふわふわと柔らかく腰まで伸びた桜色の髪、額には少女の褐色の瞳によく映える、橄欖石の付いた金のティアラ。金の鈴を同じ様に体や白い薄いドレスに付け、祈る姿勢で跪いている。
「ありゃ、太陽神の巫女だな」
今年の太陽神の巫女は、凄えって噂だぜ、と付け足す。
ふぅん、と呟き眺めていると、やがて謳が始まった。
巫女達は小さな声で囁き続け、異なる詩を紡ぐ。やがて異なる詩は合わさり、巫女の小さな体から湧き出でるように謳が響き渡る。
約一万人は入る大聖堂の隅々まで染み渡るように謳は流れ、人々はもちろん近衛兵達もうっとりと聞き惚れていた。
巫女達は謳を歌いながら、緩やかに体を動かし音も無く舞い始める。それに併せ鈴がしゃらしゃらと鳴る。
俺は、ただ、見つめた。
巫女達は疲れを知らないように、くるくると舞い続け歌い続けた。
やがて静かに謳は終わり、巫女達はふわりと一礼し、しゃらしゃらと鈴の音を残して去っていった。
取り残された人々は魂を吸われたかのように舞台に巫女達の虚影を見ていたが、国王と王子、王女が(王冠を被っていたから多分そう。俺はこの時初めて自分の国の統治者を見た。)静寂を切り裂いて拍手をし始めると、我を取り戻し割れんばかりの拍手を贈った。
皆、興奮して熱に浮かされたように叫び続け、感激に打ち震え涙を流していた。
「天上の美」
「あぁ?」
「ランク特Aの仕事で盗まれるもんってさ、俺達は"天上の美"って言うじゃん?」
「…言うなぁ……」
「でも俺は天国なんて見たことねぇし天国が美しいなんて分かんねぇだろ?だから特Aの仕事とか全然興味なかったんだ」
 盗賊の仕事は好きだ。上を目指してみたいとも思う。けどA級の仕事で十分スリルは味わえる。
 俺はわざわざ終身刑を受けるリスクの高い仕事をしたいとは思わない。
 俺は命の方が大事だと思う。…いや、思ってた。
ジッポで葉煙草に火を付けながらお頭は黙って俺の呟きに耳を傾ける。
「天国ってあったんだ…」
目を瞑ると巫女達の…特に素晴らしいと聞いていた太陽神の巫女の舞が鮮やかに蘇る。
「お頭……特Aの仕事…やって良いか?」
 分かった。皆が盗賊業に命を懸ける理由。
お頭は葉煙草を口に加え左手で懐をゴソゴソと漁ると、一枚の紙を取り出す。
「これ……」
「お前がそう言うんじゃねえかと思ってな、持ってきてたんだよ」
俺は依頼書を見つめ、きゅっと抱き締めた。
「お頭…出来たよ。盗賊になる決意」
「そうか!」
お頭はくしゃくしゃと俺の頭を掻き回す。
「それでこそ俺の息子だっ!」
そう言ってにかっと笑った。

「そっか…君が太陽神の巫女」
「やっぱり見たことあった…でしょう」
そう言いながら玖桜はまた布で頭を覆う。
「じゃあ――――――…あ!!」
突然の大声に玖桜はびくっと身を固くする。
 そうだよ。うんっそうしよう!!
「玖桜はここから逃げ出したいんだよな!?」
「え?は…はい」
「出てからどうするとか決まってんの?」
「…いいえ」
「じゃあ簡単だよっ」
「?」
俺は玖桜の肩に手を置き興奮して捲し立てる。
「俺が君を盗めば良いんだ!!」
by 遊 水羽  at 22:45 |  GuildWorld -盗賊と龍- |  comment (0)  |   |  page top ↑

盗賊と龍

翡翠の瞳 金の龍 伝説の龍の長
龍を引き連れ 人界の歴史に牙を立てた
嘆きと恐怖の不協和音
断ち切る為に 少年は剣を取った

運命の糸が紡がれる

金色の体 黒い剣 舞踊る赤き渦
数奇な道を越え 龍の主に牙を剥いた
憎しみと悼みの戦舞
振りかざした想いが 金色の鱗を切り裂いた

「傷つけ合うしか 出来ないのか」

紅き龍血 血の鎖 支配される龍群
血の絆が 龍の長の証となった
戸惑いと希望の交響曲
協和の願いを胸に 少年はそれを飲み干した

「我らを導き護るなら 我の力を与えよう」

琥珀の空 翡翠の双鉾 龍王の誕生
受け継がれし約束が 全てを結びつけた
過去と未来の序曲
明日を歌い 少年と龍は空を駆けた

そして少年は 龍主となった

   [グラシア王国起国伝承童歌]





少年が少女を見つけた時
少女は微かに驚き そして微笑んだ
全てを包み込むような微笑
全ては神の手の上の物語
思えばあれが運命と呼ばれるものだったのだろうか

――…―…アルファザード=グラシア [独白記]
by 遊 水羽  at 15:11 |  GuildWorld -盗賊と龍- |  comment (0)  |   |  page top ↑
プロフィール

Author:遊 水羽
+ゆとりのオリジナルキャラクター
瑯row 玖桜cou 揶矯yata 璃緒akio
の日記形式で展開します。
空飴風味本舗で描く本編とはまた違った瑯達の世界をお楽しみ下さいv
※キャラクター基本設定に変更はありません。
設定は国などをまとめ次第、空飴風味本舗にてUPさせて頂きます。


=言いたいことをぽつぽつと。=

いらした方はぜひ足跡残して下さいなv
コメント大歓迎です!どうぞゆとりに知恵を…!!

また字間違い等ありましたらご連絡下さいっ
ついでに遊がBLに走りそうだったらどうぞ止めてやってください。
ここだけの話、遊の脳内では最初揶矯×瑯の話でした。玖桜はオマケだったという…頑張れヒロイン笑

ゆとりは文才皆無ですので稚拙な文に不快になられる方は全力でこの場から逃げることをオススメします。

未だにキャラの口調が掴みきれてなかったりorz
日記形式ってのが分かり難いんだ←

このページはリンク不可です。
地道に本舗→別館と足を運んで下さい

更新は不定期になります。
文が完成したらこっそりと更新してます。

ではでは少しでも楽しんで頂ければ幸です(´v`*

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